この記事をおすすめしたい読者層
・IELTS6.5を目指して勉強しているが中々達成しない人
・Duolingo English Testをこれから受けようとしている人
・Duolingo English Testで100~115点台を目指している人
私が現在通っているカナダのカレッジでは出願にあたりIELTSもしくはDuolingoなどの英語テストでスコア要件を満たす必要がありました。私はIELTS6.5(全セクション6以上必須)を目指して約1年半勉強してきましたが、スピーキングがどうしても6以上取れなかったため、IELTSは諦め、Duolingo English Testでのスコアメイク(110点以上)を目指すことにしました。
前提
Duolingoを受験する前の英語力は下記のとおりです。
・IELTS6.5(L7.0 R6.5 W6.5 S5.0)
・TOEIC845点
Duolingoに移行してから目標スコア115点を取るまでに約2か月半、計4回テストを受験しました。
使用ツール・教材など
- 公式サンプルテスト(無料)
こちらを使って毎日解いてました。
※一部問題については解答が表示されません。 - DET Ready(有料)
Duolingoを公式問題さながら受けることができる練習プラットフォーム。
苦手セクションだけに絞って毎日解いてました。 - DET Ready レッスン&Tips集(有料)
Duolingoテストの攻略方法やTips等をまとめた動画・ドキュメント集。
例えばライティングの書き方やスピーキングのフレーズ集などがまとめられています。
IELTS対策をある程度してきた方でしたらこちらを購入する必要はないかもしれません。 - Chat GPT(無料)
ライティングやスピーキング練習のときに使える万能ツール。 - CVLA(無料)
自分の書いた英文がどのCEFRレベルなのかを客観的に知ることができるツール。
勉強法
私が実践した勉強法は2024年2月時点でのテスト形式に基づいているため、今のテスト形式とは若干異なる可能性があります。その点をご留意の上読んでいただけると幸いです。
リーディング
DuolingoのリーディングはIELTSと違い、かなり文量が少ないです。
IELTSではスキミングやスキャニング等を駆使しないと時間内にPart3まで読み切れないことがありますが、Duolingoはそのようなスキルを使わずとも全文読み切ることができました。
また、単語レベルも体感的にIELTSほどアカデミックではなかったです。IELTSの単語集を使っていればDuolingoのリーディングはカバーできるといえます。
穴埋め問題
公式サンプルテストの方がDET Readyより難しいので、1日1回はサンプルテストを解きました。
ちなみにサンプルテストでは穴埋め問題の答えを教えてくれないため、少々面倒でしたがChatGPTを使って答えを推測してもらいました。

長文穴埋め問題
こちらも公式サンプルテストの方がDET Readyより難しいと感じましたので、1日1回はサンプルテストを解きました。
こちらは問題を解く流れで答えが分かるため、間違えた箇所の分析や復習は可能です。

リスニング
IELTSリスニングは純粋なリスニング能力だけでなく、設問の早読みスキルも必要となります。
Duolingoはそういったスキルを必要としないためシンプルです。また、IELTSと比べて長文を聞かされることがないため耳も疲れず集中して取り組むことができます。
ディクテーション問題
DET Readyを使ってひたすら解くことで、本番も問題なくディクテーションできます。サービス問題なので是非ここで点数を稼ぎたいところです。
会話問題
こちらもDET Readyを使って練習しました。
会話を要約するサマリー問題についてはリスニングというよりライティング問題なのですが、こちらはDet Ready回答例で頻繁にでる表現をメモ帳にまとめ、読み返すなどしました。

ライティング
IELTSのライティングは難しいです。なぜならボキャブラリーの豊富さや複雑な構文を使っているかだけでなく、内容の論理性や文章の構成(キーワードの言い換え、トピックセンテンスの使用)などもチェックされるためです。しかもPart2に関しては250文字以上書かないと減点されてしまいます。
しかしDuolingoライティングは50文字以上書いていれば問題ない上、複雑な文章構成も求められません(というより、文字数的に構成力まで測れないのかと思います)。
そのためIELTSライティングに慣れていればDuolingoライティングはかなり楽に感じると思います。
DET Ready レッスン&Tips集を使い、文章の書き方を知る
どのような文章を書けば高スコアを出せるかを把握するため、DET Ready レッスン&Tips集(有料)を買い、文章の組み立て方や導入フレーズを一通り覚えました。

サンプル
自分の書いたライティングのレベルを知る
まず、自分の書いたライティングがどれくらいのレベルか知るため、DET ReadyとCVLA使います。
また、書いた文章をさらにレベルアップさせるためにChatGPTを使ってリライティングしてもらいます。
- DET Readyの問題を解く
- CVLAに自分の書いた文章をインプットし、自分のライティングがCEFRでいうどのレベルにいるかを把握する
- ChatGPTを使い、自分が書いた文章をC1~C2レベルの文章にしてください、と依頼
- ChatGPTの回答例をCVLAに再インプットし、CEFRレベルの高い単語や表現を把握。次回以降、それらを使ってライティングすることを意識する
<参考>IELTSとCEFRの比較表

2.CVLAを使って自分のライティングレベルを把握

3.ChatGPTを使い、よりレベルの高い文章に書き替えてもらう

4.ChatGPTが出した回答をもう一度CVLAにインプットし、どのボキャブラリーがC1~C2レベルなのかを把握する。(赤文字、赤太文字がC1~C2レベル)

スピーキング
IELTSのスピーキングは対面式です。対面での受験が苦痛すぎていつも顔面蒼白状態、そんな具合なのでもちろんスコアも伸びず、対面式ではないDuolingoへの移行を決断しました。
Duolingoは一人でPC画面に向かってしゃべるだけなので、対面が苦手な人はぜひDuolingoをおすすめします。
発音問題
表示された単語もしくは文章を数秒以内に発音をする問題が出題されます。
私はGoogleドキュメントの音声機能を使って発音チェックをしていました。話した英文をその場で書き起こしてくれるので、正しく発音できていない単語や繰り返し使っている表現を把握することができます。

2分間のスピーキング問題
ライティングと同様、DET Ready レッスン&Tips集(有料)を購入して対策しました。
こちらのYoutubeも有益情報をたくさんゲットできるので参考にしました。
私はIELTSスピーキングで 5.0~5.5をさまよっていたので、難しい単語や複雑な構文を取り込むことはせず、まずは流暢さや繰り返し表現がないか、途中でしゃべりが止まっていないかなど、基本的なところから見直しました。
まとめ
リーディングやリスニングはDET Readyと公式サンプルテストを使えば対策は十分に可能だと思います。
ライティングとスピーキングは自分のレベルを正確に把握するために、ツールを活用することが効果的です。
私は2023年12月にIELTSからDuolingoに切り替え、翌年2月にスコア達成しました。もしDuolingoに切り替えていなかったら今頃まだIELTSの勉強をしていたと思います。。。
IELTSが合わない方、IELTSのOverallは達成しているけれどセクションごとのスコアメイキングがなかなかできない方はぜひDuolingo English Testを検討してみてはいかがでしょうか?
コメントを残す コメントをキャンセル