【PGWP】カナダの公立カレッジ、1か月半で退学しました|その理由と今後について

カレッジ

突然ですが、公立カレッジに通ってまだ1か月半ですが退学することにしました。今後は私立カレッジに通う予定です(いわゆるco-op留学)。

今回は公立カレッジを辞めるまでに至った背景と、今後の進路について記事にまとめてみました。

カナダの公立カレッジに入学した背景

もともと学生の時から『人生で一度は留学したいな~』と思い続けており、特に具体的な目的もなく留学を決意しました。

ですが、年齢がアラサーということもあり、『会社を辞めて留学に行くからには何かわかりやいものを引っ提げて帰らないと!』という変なプライドが芽生えてしまい、公立カレッジのPDDプログラムへの留学をすることにしました。

PDDとは?
カナダの公立カレッジで学士以上を持つ人向けの1~2年のプログラム。卒業後3年間の就労ビザ(PGWP)が取れるのが特徴で、学位も上乗せできるプログラム。
カナダ政府のリンクはこちら

現在は特定分野のプログラムでないとPGWPが取得できません。PGWPについてはこちらもご参考にどうぞ

退学を決めた理由

主な理由は3つあります。

①PDDを取る必要性がなくなった

PDDを取れば卒業後3年はカナダにいることができます。PDDに通う多くの学生はこの3年の間に仕事を見つけ、永住権取得を目指しています。
私もせっかくその権利をゲットできるのならカナダで就職してみたいな~、なんて思っていましたが、昨今のカナダの状況を鑑みて日本に帰国して働いた方が良いと思い直し、PDD取得にこだわる理由がなくなりました。(英語があまりできないのでそもそも仕事ゲットできるかも分からないですしね)

②キャリアチェンジが留学の目的になった

留学直前まで日本でやっていたオフィスワークの仕事ですが、自分には全く合わず、帰国後は別の仕事をしたいと思っていました。
幸運なことにカナダに来てゲットしたインターンの仕事が面白く、この分野にキャリアチェンジしたい!と思い、スキル磨きや経験を積むことに専念すべく退学を決めました。

③カレッジの課題が多すぎてカナダ留学を楽しめなくなった

公立カレッジの課題が多いことは知っていたつもりだったのですが、実際はそれを上回る量の多さでした。
Mid-Term Exam前は1日10時間を数週間勉強して準備していました。それでも足りない気がして、恐怖と不安からたまに悪夢を見ることもありました。笑

普段勉強に慣れていないアラサーが無理して10時間も勉強すると、頭痛や吐き気、不安による頻尿などあらゆる所で体の不調がでてきてしまい、「何しにカナダに来たんだろう・・」と思わざるを得なくなっていました。

退学の流れ(手続き・返金・注意点)

退学の手続きについて

学校から定期的に「いつまでに連絡すれば〇〇ターム分の授業料を返金します」といった通知が来ており、その内容にしたがって退学の旨連絡しました。

就労ルールの変更について ※2025年2月時点

私はインターンをしていたので、退学後も勤務は可能かエージェントに相談しました。
結論、カレッジを退学したタイミングから就労NGとなるようです。

ちなみに、新しいビザが発給(カナダ再入国)後であれば、再開して問題ないようです。
新しいビザ発給の手続きについても後日まとめたいと思います!

今後の進路について

なぜ私立カレッジ?

当初はROワーホリに切り替えることを検討してましたが、ビザ発行数に限りがあるようで、エージェントに相談した時点で既に完売でした。

ROワーホリ(Recognized Organization)とは
31〜35歳の方または2回目のワーホリをしたい方向けのワーキングホリデー制度です。

また、私の通っているカレッジとは別の公立カレッジに学びたいプログラムがあったのですが、予算と通学期間が合いませんでした。

結果、消去法のような形で私立カレッジに通うことになりましたが、公立カレッジよりアカデミックすぎず、かつ短い期間でhands on experienceを得られるのは私にとって最適だったと思います。

学歴より実務経験

私の場合、未経験からのキャリアチェンジを目指しているため、日本帰国後の就活では、カナダの学位よりも英語力やスキル、カナダ会社での経験が重視されるだろうと考えました。私立カレッジでは短期間でスキルや経験を得やすく、独学する時間の余裕もあると考え、私立カレッジに決めました。

公立カレッジ私立カレッジの比較

公立カレッジ(PDD)私立カレッジ(Co-op)
学費高め(250万~)比較的安め(100万前後)
期間1~2年大半は1年以内で終了(2年コースもあり)
課題の量多い比較的少ない
就労ビザ(PGWP)3年間なし
実務経験あり(Co-opやWork Experienceが付随しているプログラムに限る)あり(Co-opで経験が積める)

これから留学する人へ

私のクラスメートで、フィリピン出身の友人がいるのですが、彼女は私よりも先に退学しており、通学期間は1か月も満たしていませんでした。
もともとはカナダの永住権を目指していたようですが、最終的に「フィリピンで良い仕事を続けながら世界を巡る方が、自分に合っている」と考え直し、退学を決断したそうです。
彼女の決断力と行動力には、本当に驚かされました。

一方で、私はというと「せっかく会社を辞めて留学するなら、何か分かりやすいものを得なければ」というプライドに縛られ、公立カレッジに進学しました。
しかし、実際に留学をしてみると、本当にやりたかったのは 「英語の勉強」「キャリアチェンジ」 でした。そのため、Co-opやワーホリの方が、私には合っていたのかもしれません。
当時は自分としっかり向き合えておらず、少し迷走してしまった部分もあります。

これから留学を考えている方は、「何のために留学するのか?」 をじっくり考え、自分に合ったスタイルで、最高の留学生活を楽しんでください!

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